物流管理システムを販売する福岡市のベンチャー企業セゲルは、運送会社と荷主をウェブ上で
マッチング する会員制サービス「オー ルハイソー」を開発。1月から運用している。
2024年問題の解決に向けて「トラック配送の効率化を図らなければならない」と、
朴用皙社長は強調する。
往路で荷物を満載しても、復路では「空気を運ぶ」ようなケースは少なくない。
国土交通省によると、国内の営業用トラックで輸送能力に占める実際の輸送量「積載効率」は
4割を下回っているという。
セゲルのサービスでは、運送会社がトラックに空きがある時間帯を登録し、会員の荷主に向けて
荷物の積載依頼を募ることができる。
朴社長は「積載率が上がれば、運送会社の売り上げが拡大し、従業員の給料も上げやすくなる」
と語る。
運送業界の大多数を占める中小事業者と、全国の荷主がウェブ上で直接取引できる点も大きい。
「取引先が少ない中小企業にも、営業ツールとしてサービスを使ってもらいたい」と朴社長。
現在は数百社に上るシステム利用実績を今秋に3千社まで伸ばすことを目指す。 (山下航)
「オールハイソー | 物流マッチングプラットフォームで簡単マッチング」
「オールハイソーは、物流マッチングのプロフェッショナル。求貨求車のスムーズなマッチングをサポートします。」
|